ダツヤ山は山頂に一等三角点を持ち、東西鳳翩山より高い標高でありながら、方便の裏山という地位に甘んじ、更に雄峰男山に挟まれているので、あまり登る人がいない静かで地味な山である。ダツヤ浴コースは最もポピュラーなルートで、下流は滝や滑、ゴルジュや淵が次から次へと現れ、清流がほとばしり渓谷美が堪能できる狭い谷であり、中流はうって変わってゆったりと流れる広い平坦地の谷となる。更に源頭部の沢床を最後まで詰め、山頂直下で笹漕ぎと、変化に富んだ沢歩きが楽しめる。山頂は背丈程の笹に囲まれていて、三角点周辺のみ刈り払われているが、展望はあまり期待できない。
ダツヤ浴コ−ス(上りコースタイム 1時間40分)
登山口→0:08→堰提A→0:06→滝→0:25→ナメ滝(最上部の滝)→0:09→二股沢(広い平坦地の上)→0:22→展望岩(狭い沢床の上)→0:30→頂上